札幌市の上田文雄市長は30日の記者会見で「五輪開催の希望は多くの市民が持っていると思う。その夢が実現可能か判断したい」と語り、2026年の冬季五輪の招致を検討する考えを示した。 14年度の予算案に調査費を計上し、同年度中に結論を出すことも明らかにした。 上田市長はこれまで、市議会で「五輪は札幌の魅力を発信する絶好の機会。市民の議論を深めていきたい」と答弁するなど招致に前向きな姿勢を示していたが、具体的な検討を開始すると明言したのは初めて。招致に向けた機運が高まりそうだ。 冬季五輪の開催地は、14年のソチ(ロシア)、18年の平昌(ピョンチャン)(韓国)までが決まっている。市幹部によると、アジアで連続して開催される可能性が低いことから、22年を見送り、26年の招致を検討することにした。 26年の冬季五輪の開催地は19年に決定するため、招致活動に残された時間はあと約6年。上田市長は30日の記者会