韓鶴子総裁この記事の写真をすべて見る 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題が急展開を見せている。岸田文雄首相が「質問権」の行使を決め、教団への解散命令請求の是非も議論されている。追い詰められた教団は、今後どこへ向かうのか。元幹部に話を聞いた。 【動画】自民党候補者の落選を涙ながらに悔しがる旧統一教会関係者はこちら(※画像は一部加工しています) * * * 10月20日に教団が開いた記者会見では、異様な展開に報道陣がザワつく一幕があった。勅使河原秀行・教会改革推進本部長が宗教2世に寄り添うとして、教区長の3分の1を2世信者にすると表明。会見場に黒いスーツ姿の2世信者17人が居並んだのだ。旧統一教会で20年近く本部職員を務め、2017年に教団を離れた櫻井正上(まさうえ)元家庭教育局副局長(48)は、この会見についてこう語る。 「報道を見ながら、心痛く思いました。教区長となった彼ら