「ここまで頑張ってくれたEYE、そろそろ限界のようです。高度が持ちません。明日停波します」──ソニーのSTAR SPHERE公式Xアカウントが2月18日にポストした内容だ。 そして翌19日の午後。今度は一言だけ「停波しました」と報告した。 2023年1月3日の打ち上げから約2年。広く一般の人にも宇宙撮影の門戸を開いた画期的な超小型衛星「EYE」の運用が終了した瞬間だった。 年初の時点では、もう少しだけ長く運用できるとみていた。2月22日にゲストを招いて「運用終了式」をライブ配信し、EYEが見ている宇宙の光景を映し出す“宇宙生中継”と“宇宙撮影”に挑戦する予定だった。しかし直近の高度低下状況を踏まえ、運用終了式を待たずに停波することになった(後述)。 運用終了式は、一部のプログラム内容を見直して予定通り22日にライブ配信する。当日はロケット工学VTuberの宇推くりあさんやロケット撮影専門の
