2005年9月1日(木) ●ハッブル宇宙望遠鏡の延命処置 ハッブル宇宙望遠鏡に搭載されているジャイロスコープのうちの1台が延命のために停止させられました。宇宙望遠鏡にとって目的の天体を正確に捉えるためにジャイロはなくてはならない装置です。ハッブルは予備も合わせて6台のジャイロを搭載していますが、そのうちの2台は既に機能しなくなっています。ハッブルはもともと3台のジャイロを用いて姿勢を制御するように設計されていますが、2台でも従来と比較して遜色のない観測結果を得られることが確認できたので、動作していた3台のうちの1台を停止させて温存するという処置に踏み切ったそうです。この処置で観測期間は8ヶ月延長されて2008年の中頃までになるだろうとのことです。 HubbleSite - Release Text about "Hubble Space Telescope Begins "Two-Gyr