博士号取得後の人生は、なかなか悲惨になりつつある。 これには 博士号なしの教授・準教授がフタをしている人事構成 にも原因がある。 おおよそ、共通一次第一世代(79年入学)前後は 修士で助手採用、その後転出して他大学へ就職 というルートが、国立大学での出世ルートだった。ところが 他大学へ転出した後に、博士論文を執筆してない教授・準教授が存在 する訳である。 現在、それがたとえテンポラリーな職であっても、大学で職にありつくには、たいていは 博士号取得 が最低条件である。 こうなると 修士就職をした教授・準教授が、博士の学位を持ってない場合、どこにも動けない のだ。従って 大学教員の流動性を著しく妨げているのは「学位なし」の上位職 ということになる。 大綱化されて、大学院が重点化される前は、こうではなかった。 博士の学位がないからよその大学へ動けない教員 は、以前であれば、出身研究室の口添えなど
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