「自らに刺激を与えるには、仕事を変えることが必要である。この必要性は、人がますます長生きをするようになり、ますます長く活動できるようになるにつれて大きくなる。仕事を変えるといっても、かけ離れたところに移る必要はない」(ドラッカー名著集(4)『非営利組織の経営』) ドラッカーは、「日常化した毎日が心地よくなったときこそ、違ったことを行なうよう、自らを駆り立てよ」という。しかし、たいていの人が、余裕で仕事をこなせるようになったことをよしとし、自己満足に陥る。その結果、ある日突然、燃え尽きる。 しかも、気づかぬうちに、燃え尽きてしまう。たいていの場合、この「燃え尽きる」とは、仕事に飽きただけのことである。たいしたことでもないもののために、毎朝出勤しなければならないことほど、疲れを覚えることはない。 喜びは、仕事とその成果の中になければならない。ドラッカーは、「石臼に向かいながらも、丘の上を見なけ
