子供たちが毎年夏休みに日本に来る最大の楽しみは、箱根の温泉遊園地「ユネッサン」。いまさらの有名行楽地だろうし、私も毎年のことでいまさらなのだが、今年もまた感心してしまった。 日本でもアメリカでも、遊園地はいろいろ行ったが、ここほど、「ほしい」と思うけど他にはないものがあって、「こりゃーいらない」と思うものが削られることでコストが適切になっているところは思いつかない。いや、この感想は、立場の違う人だったらもちろん違うのだが、たまたま私はユネッサンを作った人のターゲット顧客層にバッチリ合っているのだ。 だいたい、遊園地といえば子供が楽くても親は楽しくないのが相場。しかし、ここは腐っても「温泉」。遊園地部分はまーちょっとあまり温泉らしくないが、ちゃんとした露天風呂つきの普通の温泉もちゃんとあり、箱根の山々やまだ山ではきれいに咲いているアジサイなどを眺めながら温泉につかれる。子供が外の滑り台やプー