(CNN) 米オハイオ州トレドの大手コンビニ店で10代少年の万引き行為を発見した経営者が空腹が動機だったとする少年の真意をくみ取り、罪を警察に報告せず、店内の食べ物を与える寛大な処置を施す出来事がこのほどあった。 経営者のジテンドラ・シンさんはCNNの取材に、空腹のための万引きとの説明を聞いた時、偽りではない問題と考えたと説明。物を盗み、売り付けるような泥棒ではないと判断したとした。 「自らと家族の空腹を満たそうと万引きに走った少年の人生を台なしにしたくなかった」ともし、「刑務所に入れば人生に犯罪歴が残る。良い仕事などを得る機会もなくなる」と思いやった。 シンさんは「セブンーイレブン」店内の奥の事務所で働いていた際、店員が万引きの疑いがある行為を報告。監視カメラで、少年がガムやキャンディーを盗むのを確認した。 この後、店内で一部の商品の支払いをしていた少年にポケットの中身を全て出すよう求め