10万人都市が「三大都市」に滑り込んじゃうキルギス 中国の西に広がる中央アジアに、日本で「キルギス共和国」(以下、キルギス)と呼ばれる国がある。いにしえのシルクロードが通過していたこの国は、中央アジアに存在する国々で構成される「CIS」(旧ソ連属国による独立国家共同体)の1つでもある。「アジアン・アイティー」と名乗るからには、中央アジアも行かねばならぬ、ということで中国から、なにかと“きな臭い”ウルムチ経由で訪れた(ちょうど2009年7月に起きた大規模暴動の直後だった)。 キルギスの国民人口は548万人で、そのうち首都のビシュケク(旧名フルンゼ)に約125万人が生活する。極端な一極集中で、かつ、国土がそれほど広くないのに、ビシュケクの街並みは広々としていて緑が豊かだ。中国に接するはずなのに、街並みに中国の面影はまったくなくロシア風の雰囲気に満ちている。ちなみに、キルギスは天山山脈をはさむ国
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