全身がうろこで覆われた特徴ある姿で、絶滅のおそれがあるとして国際的な取り引きが禁止されている動物、センザンコウ130匹余りが、生きたまま袋詰めにされ、密輸されているのがタイで見つかりました。 タイの税関は、31日、中部のプランブリ県で、センザンコウの密輸を摘発したと発表し、生きたまま袋詰めにされたセンザンコウ136匹と、押収したうろこ450キロを報道陣に公開しました。 センザンコウは、マレーシアから、陸路でタイやラオスを経由して中国へ密輸されるケースが多いと見られていて、タイの税関は、詳しいルートの解明を進めていました。 タイ税関のクリット・ソンバットシリ所長は「動物の密輸を深刻にとらえている。象牙やセンザンコウの密輸は許さない」と述べ、引き続き、取締まりを強化していく考えを示しました。