自民党は16日午後、党本部で全国幹事長会議を開いた。安倍晋三首相(党総裁)はあいさつで、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加を表明したことについて「同盟国の米国とともにルールを作り、世界の繁栄の中で主役になるべきだ」と意義を強調。その上で「『あのときの判断は間違ってなかった』と思ってもらえる交渉を展開していく。どうか私を信頼してもらいたい」と理解を求めた。 また「衆院では大きな議席があるが、参院は過半数に満たず薄氷を踏む思いだ。参院で勝利を収めることで日本を取り戻すことができる」と述べ、夏の参院選勝利に向け全力を挙げる考えを示した。 会議では、執行部が17日の党大会で採択する2013年度の運動方針案を説明。TPPについては「万全な国内経済、地域対策を講じるなどさらなる国益の増進を図る」と明記することになった。 この後の質疑では、北海道連の岩本剛人幹事長が「地方の意見を踏まえて判断して