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邪馬台国はどこにあったのか? この難問を考える手がかりは遺跡・出土品や『魏志倭人伝』の記述などさまざまですが、どれも決め手を欠いている状況です。そこで一つ、検討してみたいのが、中国大陸との交易路です。 女王・卑弥呼は国づくりのため積極的に大陸に船を出し、有用な物資や技術を導入していました。しかし、朝鮮半島から対馬海峡を横断して日本に帰る航海は至難の業で、現代人による実験航海でもほとんどが失敗しているのです。 なぜ卑弥呼の船は戻れたのか? 船舶設計のプロフェッショナルであり、このほど『日本史サイエンス〈弐〉』を上梓した播田安弘氏の仮説から、邪馬台国への意外なルートが見えてきました。 「卑弥呼の船」を考える 弥生時代の日本で邪馬台国が最大の国として発展したのは、女王・卑弥呼が中国大陸と活発に交流し、先進的な文化や技術を導入したからと考えられます。そのためには船が必要です。卑弥呼はいったいどのよ
ウクライナの首都キーウ近郊のイルピンで、砲撃を受け崩壊した集合住宅の前を歩く親子(2022年6月16日撮影)。(c)Sergei CHUZAVKOV / AFP 【6月17日 AFP】英軍の制服組トップ、トニー・ラダキン(Tony Radakin)国防参謀総長は17日に公開されたインタビューで、ロシアはウクライナへの軍事侵攻で兵力を著しく損耗した上、北大西洋条約機構(NATO)の体制強化を招いたことから、「戦略的に既に敗北している」との認識を示した。 ラダキン氏は英PA通信(Press Association)に対し、「ロシアは大きな過ちを犯した。ウクライナを支配することは決してないだろう」とし、ロシアは今後「弱体化」すると予想。「ロシアは、戦略的には既に敗北している。NATOは強化され、フィンランドとスウェーデンがNATO加盟を目指している」と述べた。 ラダキン氏は、ロシアのウラジーミル
ロシア大統領府(クレムリン)の大統領執務室で協議するウラジーミル・プーチン大統領(左)とミハイル・カシヤノフ首相(当時、2004年2月24日撮影)。(c)TASS / AFP 【6月17日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の政権で初代首相を務めたミハイル・カシヤノフ(Mikhail Kasyanov)氏(64)にとって、かつて仕えた人物がウクライナに全面侵攻したのは、最悪を超える悪夢だった。 カシヤノフ氏は、ロシアのウクライナ侵攻についてAFPのビデオインタビューに応じ、戦いは最長で2年続く恐れがあるが、ロシアは民主主義の道に戻れると確信していると語った。 2000~04年の首相在任中、カシヤノフ氏は西側諸国との緊密な関係を支持していた。侵攻が始まる前の数週間は、他の多くのロシア人と同様、実際に侵攻するとは思っていなかったという。 プーチン氏のは
キルギス北部の湖イシク・クル近くに1338年か39年に埋葬された人の墓碑。「疫病で死亡」と書かれている(2022年6月14日提供)。(c)AFP PHOTO / A.S. LEYBIN 【6月17日 AFP】14世紀に流行した黒死病(ペスト)の起源をキルギスの一地域に特定したとする研究論文が15日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。 黒死病は、500年近く続いたペストの世界的流行の第1波につけられた名称で、1346~53年のわずか8年間で欧州と中東、アフリカの人口の最大6割が犠牲になったと推定されている。発生源ははっきりせず、数世紀にわたり議論が続いていた。 論文を発表した研究チームの一員で、英スターリング大学(University of Stirling)の歴史学者であるフィリップ・スラビン( Philip Slavin)准教授は、現在のキルギス北部にある14世紀の墓地につ
河川敷やイベント会場にある仮設トイレは、溜まった排泄物を定期的に汲み取る必要がある。一体どうやって処理しているのか。屎尿処理のアルバイトに応募し、実際に働いた『裏モノJAPAN』編集部の野村竜二さんがリポートする――。 【写真】作業服に着替えた野村さん(提供=鉄人社) ※本稿は、野村竜二『潜入ルポ 経験学歴不問の職場で働いてみた』(鉄人社)の一部を再編集したものです。 ■「意外と希望者が多くて空きが無いバイト」 今回も新たな仕事に挑戦するため、ネットの求人サイトを開いた。 前回はゴミ収集をやったので、さらにキツそうな仕事の代表格、バキュームカーの作業員はどうだろう。ボットン便所のウンコを片づけるなんて、想像しただけで鳥肌が立つぞ。 よし、今回はウンコをバキュームで吸い込んで稼いでやる。さっそく、求人を探さなくっちゃ! 求人サイトを眺めてわかったのだが、バキュームカーの仕事は、浄化槽清掃や、
サンライズが制作するアニメ『ガンダム』シリーズの新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の最新情報が17日、オンラインで行われた『ガンダムカンファレンスfeat.「機動戦士ガンダム 水星の魔女」』で発表された。 この記事の写真はこちら(全10枚) 10月から毎週日曜午後5時にMBS/TBS系で放送されるテレビシリーズ7年ぶりの新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。この日は、ティザービジュアル第2弾と、メインスタッフの発表に加え、あらすじ、キャラクター、追加モビルスーツなどの作品情報が公開された。 キャッチコピーは「その魔女は、ガンダムを駆る。」に。物語の舞台は、A.S.122(アド・ステラ)。数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。名は、スレッタ・マ
今、配信中にファビョるを発言したVtuberが炎上してるけど、本人は単にめちゃくちゃ怒ってるって意味だと思ってたと発言しているし、私も全く同じ認識だったので驚いてしまったのよね で、上の件に限らず、スラング関連の炎上見ると擁護も叩きも別のまずいスラング使っているのを良く見るのでなんだかなと思うのですが でも正直なところ元の意味がやばいのに広く使われているスラングってあるじゃないですか 人権はこの間のプロゲーマーの発言で話題にはなりましたけど、脳死とか戦犯とかモク奴隷とか地雷とか乞食とか未だに使ってる方多いですし 沼だって池沼(知障)からきてるって知らない人いっぱいいるんじゃないかな…公式アカウントでも使っているの見るしそもそもスラングって認識してないかも まあガイジやチー牛みたいなあからさまに侮辱のスラングも一般的に使われ過ぎてライトに捉えられてそうではある 自分もスラング使わないように気
<進化の過程をツリー状にまとめた「進化系統樹」。英研究チームは、過去100年以上にわたり作成されてきたこうした図に多くの誤りが含まれていると指摘している> 現在地球上にあるあらゆる生命は、共通の祖先をもつと考えられている。太古の昔に生命が誕生した時点では単一の種の菌が存在したのみだったが、時代が下るとともに分岐を繰り返し、現在のような多様な生命が育まれるようになった。 こうした進化上の分岐のようすを図にまとめたものが、「進化系統樹」と呼ばれる図表だ。まるで生物の家系図のように、近縁関係を表している。系統樹はさまざまなスケールで作成されており、生物全体を扱う包括的なものもあれば、鳥類に限定したものや、より小さなグループに特化したものもある。いずれも類似する生物同士を樹形樹状に整理することで、進化の過程でどのように枝分かれしてきたのかを推定したものだ。 ところが、イギリス・バース大学の研究チー
リンカーン・バーンウェル、ジュリアン・バーンウェル兄弟は2007年にH.M.S.グロスター号を発見したが、ずっと秘密にされていた。「ある日、潜ってみると、海底に大砲が散乱していたのです」とリンカーンさんは振り返る。「忘れられない光景です」(PHOTOGRAPH COURTESY NORFOLK HISTORIC SHIPWRECKS) のちに英国王ジェームズ2世となるヨーク公を乗せて340年前に難破した英海軍のH.M.S.グロスター号を発見したと、英イーストアングリア大学の研究者らのチームが6月10日に発表した。 「文字通り、歴史を変えるきっかけになった沈没船です」と、海事の歴史を専門とする同大学のクレア・ジョウィット氏は語る。未開封のワインボトルなどがすでに見つかっており、優雅な旅と歴史を物語る遺物の発見への期待が高まっている。 1682年、50門の大砲を備える英海軍のフリゲート、グロス
ただしさに殺されないために~声なき者への社会論 作者:御田寺圭 大和書房 Amazon いま執筆を進めている「反ポリコレ本」の参考になるかと思って『ただしさに殺されないために〜声なき者への社会論』を読んでいるけれど、案の定、まったく面白くない。 Amazonレビューにもある通り、「身もふたもない現実」や「不都合な真実」、世の中に存在する残酷さや不条理さを指摘するだけであり、その現実や不条理さについて社会はどう向き合うべきか、個人はどうやって対処するべきか、といった前向きな提言や解決策はほぼない*1。 さらに言うと、この本のなかで提示されている「現実」や「真実」は実に恣意的に選択されている。たとえば、昨今では男性に比べて女性だけが解放されたり社会的に尊重されていたりすることを何度も取り上げて、そのことが(弱者である)男性に対してもたらす苦痛や苦悩や理不尽さといったものが繰り返し強調されるが、
近年、民主主義と権威主義いずれの政府のパフォーマンスが優れているかについて、かつてないほどに注目が集まっている(たとえば、Narita & Sudo, 2021;安中, 2021)。 新型コロナ禍が明らかにしたように、「緊急事態」にあっては、政治的な意思決定に合意や時間を要する「モタモタした」民主主義体制より、強権的であっても「スピーディーな」権威主義体制の方が魅力的に映る人も多いかもしれない。実際に、多くの民主国の世論では、民主主義が唯一の合法的な統治形態だとは認められつつも、同時に、必ずしも市民のニーズを実現する十分な方法だとは思われていないようである(Foa & Mounk, 2016)。 さらに、東アジア各国では「民主主義からの離脱(Democratic deconsolidation)」現象も観察されている(Shin, 2021)。そうした中にあって、現代の日本人は民主主義の価値
ベトナム戦争中、米軍によって大量の爆弾を投下されたラオスの街を歩く女性/Jorge Silva/Reuters (CNN) 米国人のほとんどは、ベトナム戦争について学校である程度のことを学ぶ。しかしその陰で行われていた戦争のことを知る人は少ない。 1964年~73年にかけ、米国は200万トン以上の爆弾を東南アジアの小国ラオスに投下した。これは当時のラオスの人口にほぼ匹敵する。ベトナム戦争中にラオスに落とされた爆弾の数は、第2次世界大戦中にドイツと日本に落とされた爆弾を合わせた数を上回る。人口当たりに換算すると、ラオスは史上最も激しい爆撃を受けた国だった。 この爆撃は、ラオスとベトナムを結ぶ共産主義勢力の供給線を断つ目的で、米中央情報局(CIA)が秘密裏に実施した。このラオスの「秘密の戦争」は、71年の米議会公聴会で明るみに出てマスコミにも報じられたが、その規模の大きさや惨状について、ほとん
【6月14日 CGTN Japanese】中国南西部、四川省(Sichuan)にある謎めいた三星堆(Sanxingdui)遺跡で13日午前、考古発掘の新たな成果が発表されました。三星堆祭祀(さいし)坑の年代が確認され、年代が少し後の五号坑と六号坑を除く祭祀坑の埋蔵年代はほぼ一致しており、中国2番目の王朝である商王朝の末期、今から約3200~3000年前のものであることが分かりました。これにより、三星堆遺跡が所属する古蜀文明は中華文明の重要な一部であることが確認されました。 中国考古学会の理事長・王巍(Wan Wei)氏によりますと、三星堆遺跡から出土した200余りの標本に対する年代測定によって、商王朝末期のものだと確定されました。当時は中華文明の青銅文明が非常に盛んな時期でした。商王朝は「殷商」とも呼ばれ、「司母戊大方鼎(后母戊鼎)」などの青銅器が盛んに鋳造されましたが、三星堆遺跡の青銅器
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