1 平成 31 年 1 月 28 日 厚生労働省毎月勤労統計調査における不適切な方法による調査に関する声明 日本統計学会 今回、厚生労働省毎月勤労統計調査において不適切な調査が行われていたことが発覚し た。信頼性の高い公的統計の提供のために、政府において原因が究明され、その結果が公表 されるとともに、 再発防止策が講じられることを強く希望する。 原因究明と再発防止策の検 討の過程において、求めがあれば、専門的な見地から本学会が協力することを表明する。 実査継続の困難を理由として、定められた手続きを経ずに調査方法が変更されたことが 明らかとなったが、 統計法を遵守することは公的統計の必須の前提である。 最も重大な問題 点は調査方法の変更が担当部局の独断で行われ、さらにその変更が公表されていなかった ことである。毎月勤労統計のような基幹統計については、その調査項目、標本設計、集計方 法などにつ