企業向けHadoop互換ソフト開発のマップアール・テクノロジーズは2015年6月11日、HadoopのファイルシステムにSQLでアクセスできるデータベースソフト「Apache Drill 1.0」(アパッチ ドリル)の提供を開始した。構造化されていないビッグデータに対して、スキーマを定義することなく、オペレーショナルBIソフトなどからアドホックに探索できる。ソフトウエア自体は、先行してOSSとして公開されているApache Drill 1.0と同じであり、サポートサービスを有償で提供する。参考価格は1ノード当たり年額1750米ドル。 「Hadoopはバッチ処理だけでなくリアルタイム探索へと適用領域を広げている」と説明するのは、米マップアール・テクノロジーズの最高経営責任者兼共同創業者であるジョン・シュローダー氏(写真1、関連記事:企業向けHadoopの上位版はApache HBaseの諸問