Microsoftは1月初旬、毎月公開している月例セキュリティ更新プログラム(月例パッチ)に関して一般向けの事前通知を終了すると発表した。月例パッチは毎月第2火曜日(日本では翌水曜日)にWindows Upadateなどで公開される。その前週末にパッチ対象の製品や件数といった情報が通知されていた。現在は有償サポートを契約している法人顧客だけに通知されている。 同社のワールドワイド パブリックセクター部門最高セキュリティ責任者を務めるジェニファー・バーン氏は5月12日、日本マイクロソフト本社で記者会見を行い、セキュリティ施策について説明した。バーン氏によれば、事前通知の終了は「顧客の意見や(低い)利用実態を踏まえた結果」だという。ユーザーからは継続を望む声もあったが、「効率的なパッチ適用を可能する新たな方法を検討中」だとした。 同社が長年実施してきたパッチ提供の定例化や事前通知の取り組みは、