答えは「@grok」――。全国の学校で試験の解答をAIに「投げる」事例が増えている。学校生活の様々な場面にAIが浸透したことが背景にあると見られる。Xが搭載するAI「Grok(グロック)」が利用されることが多いようだ。 「夏休み明け課題テスト。証明問題に「@grok」だけ書いた生徒が3人も。時代を感じる」 西陣工業高校(京都府)で教鞭をとる化野さんが10日、SNSに投稿したコメントに大きな注目が集まった。答案を書いた生徒は「AIに聞けばすぐに分かることをわざわざ書くのが面倒だった」と説明したという。 化野さんの投稿には生成AIへの対応に苦慮する教育関係者から、共感のコメントが多く寄せられた。また、進学塾「玉虫ゼミナール」中学部講師の森治虫さんは、「うちの塾では問題が分からないときは@grokと書くよう指導しています」と投稿。炎上から1週間経過しても止む気配はない。 グロックの影響は小学校に
