■炎上しがちな内田樹氏のブログ 神戸女学院大学の名誉教授である、内田樹氏のブログ記事は、最近では炎上ネタになることが少なくなく、しかもややパターン化してきた印象がある。先日も、朝日新聞に掲載された寄稿文がBLOGOSに転載されたのをきっかけにちょっとした騒ぎになったのは記憶に新しい。反対論者が雲霞のごとく現れ、コメントも見るに耐えないものが多かった。 朝日新聞の「オピニオン」欄に寄稿 内田氏の記事の要点は、『グローバル化の進展による国民国家の解体とその問題点、および、グローバル企業の個別批判(今回はトヨタ自動車が槍玉にあがっていた)』ということになるだろうか。私自身、非常に関心を持っているテーマでもあり、一言語っておきたい誘惑にはかられたのだが、あまりに内田氏の全面否定一色の意見やコメントが多く、内田氏擁護のニュアンスが多少にじんだだけで自分のブログも炎上してしまいかねない雰囲気だったため