2024年12月17日のブックマーク (1件)

  • 谷崎潤一郎と江戸川乱歩の関係に嫉妬を積み重ねる文学中年|コニシ木の子

    「あなたは、知っているのかしら。知らないにしても知っているにしても、あなたと私に続きがあるのかは知らないけどね」 なぜ私の周りにはこういう女性が集まるのか。それに答えを見つけるのはあと10年後くらいでいい。そもそもこんな誘われ方をして、誘いに乗らないならば、それは私が私を辞めなければならない時だ。 何のきっかけだったのかは覚えていない。 きっかけを探るその言葉より、その後告げられた話の方が私を釣り上げるのに充分過ぎるほどの物語だった。 谷崎潤一郎の「金色の死」に影響されて江戸川乱歩は、「パノラマ島奇譚」を誕生させた。 谷崎潤一郎1886年~1965年 江戸川乱歩1894年~1965年 同じ時代に生きた作家が他人のその作品に影響を受けて自分も作品を書いていたという事実が、今の時代にもきちんと伝わっている。 こういう所が涙腺に来る。それは時間と共に歪曲された事実かも知れないが、残って洗練された

    谷崎潤一郎と江戸川乱歩の関係に嫉妬を積み重ねる文学中年|コニシ木の子