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ブログを長く書いているとネタがなくなるものだという。そうかもしれない。戦後六十年の節目ということで、いろいろ思うことがないわけでもないが、このブログでは、昨年までにその手の話題をよく書いたような気がしている(参照)。もうさしあたって書くことはない…そうだろうか。 今朝は八時十五分にNHK総合のテレビをつけた。式典の映像はそこにあった。特に変わった印象は受けなかった。小泉総理の挨拶には真剣な響きはなかった。 式の中継が終わり、そういえば原水協と原水禁は今も分裂したままだったかとグーグルをひいてみた。そのようだ。二つのグループで統合した行動が取れないのに平和を求めるものなんだなと皮肉な思いも去来するが、それにもそれほど関心はない。 なにか心に引っかかっているものがある。なんだろう。毎日新聞”チョムスキー教授:人類は核戦争に着実に近づいている”(参照)の記事が少し気になっている。 原爆投下はおぞ
筑摩ライブラリーのごく一般向けの平和学の本ということもあり、読みやすい。私はこれを偶然買ったのだが、おもしろかった。 それでもやや批判的な言い方をすると、平和学が新しい世界を課題にする矢先の一歩のところで終わっているのが惜しまれる。しかも、著者はこの書籍を言わば遺書のように残していったことも悔やまれる。存命であれば、現在世界の状況について、この著者に是非見解を伺いたいものだと思う。 平和学というと、平和主義のような理念が先行するようなイメージがある。学派の主導者によって主張の相違もあるのだろうが、概ね、一種マクロ経済学のようにクールな学問領域のようだ。が、著者は、わかりやすく、自身の立場をあえてこう言っている。 ぼくは平和研究者であって平和主義者ではありませんから、人間というものは戦うものだと思っています。いかに戦わせないようにシステムを作っていくかということが大切なのであって、戦いそのも
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