大分県別府市で開発が進められてきた温泉の蒸気や熱水を利用して電気を作る新しい技術、「湯けむり発電」の装置が完成し、装置を開発したグループでは販売が認められしだい、本格的な発電を始める予定です。 「湯けむり発電」は、温泉の井戸から噴き出す蒸気と熱水でタービンを回して発電する全国初の技術で、これまでの地熱発電に比べて場所を取らず、設備投資も抑えられることから、新たな「地産地消」型の発電装置として注目されています。 この技術について、大分県内の中小企業のグループが装置の開発を進め、おととしから温泉地の別府市で発電出力を増やすための研究を続けています。 今回、完成した装置は幅がおよそ1メートル、高さは60センチほどで、出力は10キロワットとこれまでの実験に比べて4倍以上の発電能力を持つものが出来たということです。 グループによりますと、完成した装置1台で20世帯分の電力を賄うことができ、今後、さら