2023年3月30日のブックマーク (1件)

  • 『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』情報社会の「災い」の構造を読み解く - HONZ

    東京五輪直前の猛バッシングを覚えている人も多いだろう。世間から指弾されたのは、国際的にもその音楽性を高く評価されていたミュージシャン、小山田圭吾だった。だが彼は当に悪人だったのだろうか? 書は未曾有の炎上の背景に分け入り、子細な検証を重ねて、この炎上が理不尽な「インフォデミック」、すなわち誤情報のとてつもない拡散によってもたらされた災いだったことを明らかにした労作である。情報社会特有の病理の構造を読み解いた一冊だ。 あらためて概要をおさらいしておこう。 きっかけは、東京オリンピック・パラリンピック開会式の作曲担当のひとりに小山田が選ばれたことだった。ところが、いじめをめぐる過去の雑誌での発言がSNSで拡散され炎上し、内外のメディアでも報じられるに及んで、わずか数日後に辞任を余儀なくされてしまう。 影響はそれだけにとどまらなかった。放送開始以来、楽曲を担当してきたNHK Eテレの『デザイ

    『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』情報社会の「災い」の構造を読み解く - HONZ
    mitarase
    mitarase 2023/03/30
    “知性とは、グレーゾーンにとどまり続ける力のことを言うのかもしれない”