今日たまたまドラッグストアの前で、子供が毛虫を木の枝でつっついているという場面に出くわした。どこにでもある風景どころか、あまりにも型どおりな好奇心の発露である。子供が野球帽を逆さにかぶって、しゃがみこんでつっついている姿は、微笑ましいわけだが、僕の年齢*1になってやっていると、きっと好奇の目で見られるだろう。そこで一緒につつくのをがまんして、あたたかい眼差しを送っていた。誰も見ていないような場所なら心おきなくやるのに。 科学の心は、まずはじっと観察である。それで、次は操作である。ちょっかいを出して反応を観る。彼が道端でやっていることは、科学的営為そのものである。と、キモい目で観られたら言い訳をすることにしよう。そして、余計に気持ち悪がられるだろうな。 そして、きっと「なぜ、そんな研究するの?」に対して、まじめに、今のようなことを説明すると、ますます、相手の好奇の心はエスカレートする。そんな