帝人グループの帝健は4月9日、京都大学医学部附属病院医療情報企画部と京都高度技術研究所との共同研究で、着用するだけで12誘導心電の迅速かつ適切な計測ができるウェアラブル電極布を開発したと発表した。同技術は急性虚血性心疾患など、緊急措置を要する疾患を素早く把握することで、患者の救命率向上につながることが期待される。 急性虚血性心疾患の患者に対しては、救急搬送する前に12誘導心電という精密な心電計測を迅速に行うことが重要とされる。しかし、12誘導心電は10個の電極を正しい位置に取り付けなければならず、一刻を争う救急現場での実施は困難なため、普及が進んでいない現状がある。 これに対し、今回開発された電極布には10個の電極のうち8個が配置されており、正中線および腋の下に合わせて胸の周りに巻くことで迅速かつ簡単・適切に12誘導心電を計測することができる。電極が配置されている布は電気回路を持っており、
透析治療で一命を取りとめたカミルちゃん。ポーランド南西部レグニツァの病院で(2015年3月26日撮影)。(c)AFP/PIOTR HAWALEJ 【4月10日 AFP】ポーランドで体重820グラムの超低出生体重児として生まれた赤ちゃんが人工腎臓を使った治療により一命を取りとめた。治療に当たった医師が9日、AFPに明らかにした。同様の治療での成功例としては、世界最年少かつ最も小さい患者となったという。 出産予定日より約15週早く生まれたカミルちゃんは、誕生数日後に臓器不全に陥り生死の境をさまよった。病院によるとこの時点で、従来の治療法では命を救うことができないことが判明していたという。 ポーランド南西部レグニツァ(Legnica)の病院で新生児集中治療を担当しているボイチェフ・コバリク(Wojciech Kowalik)医師がAFPに語ったところによれば、カミルちゃんの腎臓には水が溜まり、む
「日本放射線腫瘍学会 第27回学術大会(JASTRO 2014)」(2014年12月11〜13日、パシフィコ横浜)の東芝ブース。東芝メディカルシステムズが国内販売代理を務めるElekta社のX線治療装置などを展示した 東芝は2015年4月9日、陽子線治療装置の世界大手ベルギーIon Beam Applications(IBA)社と戦略的な協力関係を構築すると発表した(リリース)。子会社の東芝メディカルシステムズがIBA社の陽子線治療装置の日本での販売と保守サービスを担う。IBA社は東芝が手掛ける重粒子線(炭素イオン線)治療装置の海外展開に協力する。 東芝は、国内では放射線医学総合研究所と神奈川県立がんセンターから重粒子線治療装置を受注済み。IBA社の協力を得て海外展開を促進する。 IBA社は、陽子線治療装置で世界シェア首位という。欧州や北米、アジアで多数の実績があり、シェアは50%以上。今
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