※話者:南直哉(みなみじきさい/恐山菩提寺院代)、金光寿郎(ききて) ※放送日:2008年12月7日 ※放送内容についての南氏ご本人のコメント:メディアの言葉 - 恐山あれこれ日記 ※《 》内は南氏の著書または道元『正法眼蔵』からの引用分。[ ]内は、文意を明瞭にするために当ブログの管理人が補足した部分です。 ナレーション:本州の最北端・津軽海峡に突き出た津軽半島の中央に広がる青森県むつ市。今日は、市の中心部から西北へおよそ15kmの道を登ったところにある恐山菩提寺に、院代の南直哉さんをお訪ねして、お話を伺います。 夏の大祭や秋の祭りには大勢の参拝者で賑わう恐山も、山を閉める直前の今の季節には静まりかえって、河口湖である宇曽利湖の向こう岸に、菩提寺の建物が見えています。 この岸に寺院ができたのは平安時代9世紀のことで、慈覚大師円仁が地蔵菩薩を本尊とする寺院を建立したことに始まると伝えられて