緊急事態宣言が延長される中、仕事や居場所を失い路上生活を余儀なくされている人たちの暮らしは、日々、深刻さを増しています。 今月1日、東京・渋谷区の公園で寝泊まりしていた57歳の男性です。 男性は20代で九州から上京し、フリーターや派遣社員として働いていましたが、5年前に家賃が払えなくなり、日雇いの仕事をしながらネットカフェで寝泊まりする生活を続けてきました。 しかし緊急事態宣言が出されたあと、これまでやっていた事業所の移転作業やイベント会場の設営などの日雇いの仕事が全く見つからなくなりました。 ネットカフェも休業になり、それから3週間余り、都内の公園を転々としながら路上での生活を続けているといいます。 男性は100円ショップで6枚切りの食パンを買って朝と夜に3枚ずつ食べ、昼はあめや氷砂糖を5、6粒なめて空腹をしのいでいますが、所持金はこの日、500円を切っていました。 また、男性の携帯電話