【オリックス-日本ハム】二回表日本ハム無死、清宮が右越え本塁打を放つ=京セラドーム大阪で2018年5月9日、望月亮一撮影 ○日本ハム8-2オリックス●(9日・京セラドーム大阪) 打った瞬間に確信した。日本ハムの大物ルーキー清宮が一振りで仕留めた打球は、美しい放物線を描いて右翼席へと吸い込まれた。プロ初出場から24打席目で飛び出した初アーチに、「これまでいろいろと打席を重ねてきて打てたホームランなので、まぐれではないかな」。高校通算最多とされる111本塁打を記録した18歳が、希代のホームラン打者へ新たな一歩を踏み出した。 新人とは思えない冷静さだ。二回に先頭で打席に入ると、オリックス先発・ディクソンの初球のスライダーを迷うことなく振り抜いた。初球に変化球が来ると読んだのは「勘だった」というが、前日にディクソンの試合の映像を見て配球を研究し、試合前の打撃練習でも何度もタイミングの取り方を確認し