宅配便最大手のヤマトホールディングス(HD)は2016年にも、「宅急便」を東京、名古屋、大阪間で当日に届けられるようにする。料金はいまの水準にすえ置く方針だ。現在の「翌日配達」よりも早く届くことになり、利用者には便利になる。 ヤマトHDによると、当日に届けるのは、午前中に荷物を受け付けた場合になる。いまは最も小さいサイズで東京―大阪間が840円だが、料金体系は変えない方針だ。業界ではすでに、バイク便や航空便で1万円を超えるような高額な当日の配達サービスはあるが、大手による長距離での当日宅配は初めてという。 計画では、東京、大阪、名古屋の3都市やその周辺に、荷物を集める大型施設を新しくつくる。大量の荷物をさばける最新の自動仕分け機で集荷・配送の時間を短くし、24時間体制で3都市間の荷物を運べるようにする。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログ