12日、深セン市宝安区松岡の役所前に集まった抗議者。汚泥処理工場の悪臭排気に反発し工場の移転を要求(ネット写真) 【大紀元日本3月13日】全人代開催中、大規模な抗議行動が相次いでいる。12日、広東省深セン市郊外で、汚泥処理工場の排気汚染に抗議するデモが起きた。数千人の地元住民が参加し、人口密集地に建つ同工場の排気がもたらす悪臭などに猛反発した。 大紀元(中国語版)の取材によると、同市宝安区松岡にある燕川汚泥処理工場は約1ヶ月前から悪臭を帯びた排気を排出し始め、住民らによる陳情もそれから1ヶ月近く続いている。「まったく相手にされなかったから、今回の抗議に至った」とデモに参加した陳さん。12日のデモには「8千から1万人の住民が参加した」と陳さんは紹介し、当局は武装警察隊と警察犬を出動させ沈静化をはかったという。 国内紙・晶報13日付の報道によれば、住民を悩ませている排気には、発がん性のあるポリ