科学者らによる国際研究チームが、宇宙の大規模構造の1つとなる銀河の「壁」を新たに発見した。地球から5億光年という極めて近い距離にありながら、天の川銀河の明るさに覆い隠されて、これまで発見されずにきた。 by Neel V. Patel2020.07.14 2795 44009 81 8 宇宙で最大規模の構造の1つを、天文学者らが発見した。複数の銀河の間に広がる、銀河の「壁」だ。少なくとも140万光年にわたる長さがあり、地球からの近さを考えれば、今まで観測されなかったことは驚くべきことだ。 科学者らによる国際研究チームが7月10日、学術誌アストロフィジカル・ジャーナル(Astrophysical Journal)に発表した論文で、「サウス・ポール・ウォール(South Pole Wall)」の発見を報告した。この構造は、(地球から見て)宇宙の南端に広がるカーテンのようなもので、何千という数の
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