運動が身体によいというのは周知の通りだが、週に1回程度でも知能の低下防止の効果があり、さらに週に4回以上続ければ、中年期にかなりの恩恵を受けることができるという研究結果が発表された。 この研究結果を発表したのは、イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンのAlex Dregan博士。被験者は9000人以上で、11歳のときから40年間、定期的に運動状況の聞き取り、記憶力のテストなどが続けられた。 Dregan博士が被験者たちの50歳時の結果を調べてみると、毎週運動をしてきた人たちは、月に2,3回以下しか運動をしていなかった人より、記憶力、学習力、注意力、思考力のテストの出来がよいことがわかった。さらに、週に4回以上運動をしてきた男性は、運動をしなかった男性より知能の低下率が1/3ほどで、女性の場合は1/4ほどに抑えることができていた。また、週に1回程度しか運動をしていなかった人でさえ、平均10%