【ワシントン=山本秀也】CNNテレビなど米メディアは4日午後(日本時間5日未明)、朝鮮中央通信の報道として、北朝鮮の金正日総書記が、同国で身柄を拘束していたアジア系米女性記者2人に「恩赦」を与えたと報じた。 米ケーブル局「カレントTV」(本社・サンフランシスコ)のユナ・リー、ローラ・リン両記者は、3月17日に中朝国境付近で北朝鮮の警備兵に不法入国として身柄を拘束され、6月8日に「朝鮮民族敵対罪」などで「労働教化刑12年」の実刑判決を受けていた。 CNNによると、同通信は「共和国に不法侵入した米国の2記者が関与した敵対行為について、クリントン氏は金正日総書記に陳謝した」と報道。元大統領が2人への恩赦を求める米政府のメッセージを伝えたとしている。