南シナ海を進んでいる台風11号は一時、猛烈な勢力に発達し、アメリカの気象機関は「スーパー台風」だと解析しました。専門家は、南シナ海でここまで発達するケースは極めてまれで、進路にあたる中国南部やベトナムは厳重な警戒が必要なことに加え、「条件が重なればこうした台風が今後、日本にも接近しうることを意味している」と指摘しています。 気象庁によりますと台風11号は南シナ海で急速に発達し、6日午前9時や正午の観測では中心気圧915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速55メートル、最大瞬間風速は75メートルと猛烈な勢力まで発達し、アメリカのJTWC=米軍合同台風警報センターは一時、最も強い階級の「スーパータイフーン」=「スーパー台風」だと解析していました。 午後3時にはやや勢力を弱めたものの、非常に強い勢力となってトンキン湾へと向かっています。 台風のメカニズムに詳しい名古屋大学・横浜国立大学の坪木和久教
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