京都アニメーションの放火殺人事件を受けて京都府が設けた相談窓口に、社員の家族らから3件の相談が1日までにあった。西脇隆俊知事が2日の定例記者会見で明らかにした。 相談窓口は7月29日に府精神保健福祉総合センター(伏見区)内に開設した。社員の家族からは「残された社員も大変つらい思いをしている」との声が寄せられ、救護に従事した人からは「PTSD(心的外傷後ストレス障害)について教えてほしい」などの相談があったという。 また常設の府民総合案内・相談センター(上京区)にも電話9件、メール15件の相談や意見が寄せられた。社員の安否確認や見舞金の送付先の問い合わせなどだった。 京都市は23日に保健師が現場周辺の住宅を訪問した。23世帯と面談した結果、「夜眠れなくなった」「現場を見ると精神的にしんどい」などの声があったという。 府の「こころの相談窓口」は平日午前9時~正午、午後1時~4時。面談も受け付け