この画像を大きなサイズで見るphoto by iStock 「生きる化石」として古代魚ファンの心をわしづかみにしている「シーラカンス」は未だに多くの謎を持つ魚。 1938年にアフリカ沖で1匹のシーラカンスが発見されるまで、専門家の間ではこの魚は6500万年前に絶滅したものと考えられていた。 その後、インド洋西部と太平洋西部の一部の海域で、まとまった数のシーラカンスが確認された。ハンス・フリッケ氏率いる研究チームは、この群体を対象に、21年にもわたる調査を行った。 その結果、この原始の魚は100歳かそれ以上まで生きられるという驚くべき研究結果が報告されたのだ。しかもその姿は年月による衰えがほとんどなく、まさに不老というのだから凄い。 シーラカンスを徹底調査 これまでに信頼に足りるデータがまったくなかったシーラカンスを、フリッケ氏らのチームは21年に渡り徹底的に調査した。 調査対象は、セーシェ
