2月16日、新潟県湯沢町の神楽ケ峰でスキーをしていた男性2人が遭難。18日に新潟県警がヘリで発見、救助した(新潟県警提供) 富士山に登っていた20代男性が8合目付近で身動きできなくなり救助を要請した。残雪期のこの季節にアイゼンすら持っていかなかったことにあきれ果てるが、許せないのは、この男性が、救助要請を出しながら自力で下山し、救助隊に連絡することなく帰宅したことだ。下山を知らされないまま救助隊は救助活動を継続していた。 救助活動には絶えずリスクが伴う。人が遭難する場所に向かうわけであり、地形や気象条件が厳しいことが多い。自らの危険を受け止めつつ遭難者を1分1秒でも早く助けたいと危険な遭難現場に向かうのだ。 勝手に帰宅したこの男性は、そんなことも想像できないのか、と怒りを超えてむなしくなってしまう。 過去には、テント内で料理を作っているときに指をやけどしただけで救助要請を出し、ヘリによって