日本人のフリージャーナリスト安田純平さん(41)がシリア武装勢力によって拘束され身代金を要求されていると、国際的ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)が伝えた問題で、親交のあるフリージャーナリスト常岡浩介氏(46)は24日、身代金要求の事実を否定し、「12月上旬までの生存を確認している」と明かした。政府は事実確認中で、「全力で対応に努める」と説明した。 安田さんは内戦取材のために6月下旬、シリア北西部イドリブ県に入ったとみられる。シリアでの取材経験があり、安田さんと親交もある常岡氏は「ご家族にも外務省にも、身代金要求があったという事実はない」と明言した。常岡氏は自身も含め、複数のジャーナリスト仲間が武装勢力側と間接的に情報交換しており、「12月上旬の時点では安田さんの生存が確認されていた」と述べた。 常岡氏は、携帯電話のチャットメールで6月23日に交信。安田さんから「今、シリア。