2020年3月のコロナショック時、2500億円程度だったeMAXIS Slimシリーズの純資産総額は、その後急拡大。7カ月程度で倍増を繰り返し、21年12月には2兆円を突破した。 特にボリュームが急増したのが、2月10日に単体で1兆円を超えた「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だ。この規模感がどれくらいかというと、ETFを除く、国内の公募投信の中で3位。インデックス投信で初の1兆円超えだ。 「5~6年前は、10位以内に入ることもなかなか無かった。残高も業界3位、売れ筋の中に入ってきている」と三菱UFJ国際投信デジタル・マーケティング部の野尻広明シニアマネジャーは話す。