妻がインフルエンザかもしれないというので、病院に付き添っていった。 埼玉県の南の方の総合病院。告示の内容もやはりインフルエンザが多いようだ。 待合室で親子連れと一緒になった。 父親が小さい子供に絵本を読んで聞かせていた。病院の空気はよくないが、のんびりした感じだった。 風邪は陰性ということで、診察も思ったよりは早く終わった。 待合室に戻るとまだ父親が絵本を読んで聞かせていた。 妻と私も優しい気持ちになって帰ろうとしたら突然若本規夫調でセリフを叫ぶ父親に、驚き、咳き込み、顔を赤くしてしゃがみこんでしまったわれわれはまた診察室にもどされるのであった。