遭難救助や山岳事故防止に取り組む北安曇郡白馬村のNPO法人「ACT(アクト)」が民間ヘリコプターによる会員制の山岳救助活動を構想している。山岳保険に加入し、ヘリポート近くで救助を待てる比較的程度の軽い傷病者を想定。救助の選択肢の一つとして、北アルプスで今夏から試行する。 ヘリ運航は朝日航洋(東京都)に委託。軽いけがや体調不良で自力下山が難しい登山者本人がアクトに救助要請し、アクトが救助が必要だと判断した場合、同社の駐機場がある都内か富山県から小型ヘリを飛ばす。ヘリは大町市社(やしろ)でアクトの救助隊員2人を乗せ、要救助者の待つ山上のヘリポートに向かう。 今のところ離発着の許可を得ているのは常念岳(2857メートル)の常念小屋と白馬岳(2932メートル)の村営頂上宿舎それぞれの近くにあるヘリポート。実質的に、救助できるのはその近辺に限られる。 利用者は会員登録(無料)し、山岳保険に加入するの