2010年、中国で最大の話題の一つとなった「李剛事件」。2011年1月30日、その加害者である女子大学生1人が死亡する交通事故を起こした李啓銘に対する、懲役6年の一審判決が下された。 *画像は新民網の報道。 李剛事件について簡単に説明すると、10月16日、河北省保定市で起きた交通事故を指す。同日夜、李啓銘(22歳)は酒を飲んでいたにもかかわらず、河北大学女子寮まで車で彼女を送った。その帰り道に交通事故を起こし、陳暁鳳さんと張晶晶さんの2人をひいた。陳さんはまもなく死亡。張さんは重傷を負った。 李啓銘はその場から逃げようとしたが、居合わせた河北大学学生と警備員に囲まれて断念。その際に「できるものなら訴えてみろ!オレの親父は李剛だぞ!」と歴史に残るフレーズを吐き捨てた。李剛は保定市の公安局副局長。父の力を借りれば、事件など簡単にもみ消せるという脅しだ。 2010年を代表するネット炎上事件に 翌