道の駅河北(山形県河北町)の施設「ぶらっとぴあ」が4月から休館している。赤字が続き、指定管理者が町に指定取り消しを求めて認められたためだ。道の駅は産地直売所が人気を集めるなどして全国で増加中だが、一体何があったのか。 東北中央道東根インターチェンジから西へ約2キロの国道287号沿い。4月19日に訪れると、ぶらっとぴあの3階建ての建物のドアは閉ざされ、中は薄暗かった。1階は売店、2階は観光パンフレットなどを置いた休憩室、3階はレストラン。約50台分の駐車場や屋外のトイレは利用できるものの、立ち寄った東根市の会社員の男性(59)は「3階に上がれば最上川がきれいに見えるかな、と思って訪れたのですが残念です」と話した。 3月までは、情報通信機器販売・施工会社ゴトウ通信(河北町)が指定管理者として運営していた。2015年秋、指定期間を16~20年度とした公募に唯一応じた。だが、2年間で運営を断念した
