2014年12月23日21:00 太平洋戦争末期の秘密兵器 B-29爆撃機をマイクロ波で撃墜せよ「Z研究」 第二海軍技術廠 牛尾実験所跡遺跡 (静岡県島田市(旧榛原郡金谷町)牛尾字奥林・西低レ) 静岡県島田市(旧榛原郡金谷町)牛尾の第二海軍技術廠 牛尾実験所(だいにかいぐんぎじゅつしょう うしおじっけんじょ)は、太平洋戦争末期に海軍の秘密兵器を開発するため建設されました。 大井川上流の水力発電所から送られた電力を使い、マグネトロン(磁電管と呼ばれる真空管)が発生させた電磁波(マイクロ波)を、地上のパラボラ反射鏡(アンテナ)から上空の敵機に照射。 敵機の計器・電気系統にダメージを与え撃墜する、強力電波兵器の開発計画が「Z研究」です。 第二海軍技術廠 牛尾実験所跡遺跡は、2015年(平成27年)1〜3月に大井川を150m拡幅する工事(「平成の大改修」)で、牛尾山北側の尾根が削られ消滅しました。
