サーバー仮想化は、「技術」と「活用」の両面で厚みが増しているようだ。仮想化の技術開発と利用現場でのニーズがうまく相互作用し、導入事例のバリエーションが広がっている。 東日本大震災を機に、仮想化技術をもっと災害対策に応用しよう、という機運も高まっている。仮想化技術を利用したディザスターリカバリー(DR)、節電対策としてのサーバー仮想化、事業継続を目的とした仮想デスクトップなどだ。以前からある取り組みだが、より大きな関心を集めるようになっている。 仮想化事例 カブドットコム証券 開発システムにCisco UCS採用、仮想化とネット統合で柔軟な運用実現 「とにかく運用負荷を減らしたい」と考え「Cisco Unified Computing System」を導入した。注目したのは、サーバー仮想化と、LANとストレージのネットワーク統合を前提とする、製品の設計思想だ。 中外製薬 仮想化を使い効率的な