もうすぐ、夏。あらゆる鬱憤を吹き飛ばしてくれるようなあの解放的なムードを待ち焦がれつつ、止めどなく汗の吹き出すウダるような暑さはやっぱり苦手。かといってクーラーがんがん効かせると風邪ひいちゃったりするし、かくも夏場の体調管理は悩ましいわけで…。 そういえば。電気やクーラーのなかったその昔、例えば江戸時代の人たちは一体どうやって夏の暑さをしのいでいたのでしょう?地球温暖化の影響がまだなかったとはいえ、きっと夏は夏で暑かったはず。そんなクエスチョンマークが頭ん中を巡るなか、Facebookフィードに流れてきた「古民家に学ぶ暮らしの工夫」というワークショップの案内。なんでも夏の暑さ対策として井戸水を活用すべく、母屋の屋根を手作業でリフォームするとのこと。なんだか妙に面白そうだったので、水無月の某日、東京は国立市にある古民家を訪ねました。 その築70年ほどの古民家は、江戸時代から続く旧家「本田家」
