気象庁が24日に発表した暖候期予報(3〜8月)によると、今年の夏は、記録的だった昨夏のような猛暑にはならないが、全国的に平年(1971〜2000年の平均値)よりは高くなるという。梅雨の降水量は全国的に平年並みという。 同庁によると、6〜8月の暑さを左右する太平洋高気圧の張り出しは昨夏より弱く、昨夏の猛暑の一因になったラニーニャ現象も今春に終息する見通しという。ただ、ここ10年では、冷夏だった03年と猛暑だった昨年をのぞいて暑夏が続いており、今年も同様の傾向になると予測した。 3〜5月の気温は沖縄・奄美をのぞいて平年より高めの傾向。4月の降水量は北海道、東北を除いて少なくなる傾向という。