今年、活動10周年を迎えるシンガーソングライターのマーライオン。「10周年」といっても彼はまだ26歳という若さで、しかし、16歳のころから世界と擦れ合いながら音楽を続けてきた事実が、年齢だけでは推し量れない、彼の音楽家としてのキャパシティの大きさとバイタリティの高さにつながっている。 去年リリースされたミニアルバム『ばらアイス』は、アナログ盤が曽我部恵一主宰のROSE RECORDSよりリリースされたことも納得の、全編弾き語りによる繊細で美しい名作だった。そして今年の夏は、マーライオンの主宰レーベル「NIYANIYA RECORDS」より、自身がプロデュースを担当する、シンガポール / 日本を拠点とするユニット「Chiriziris(チリヂリズ)」の1stアルバム『Chiriziris』のリリース、さらに、そのChirizirisも出演するイベント『シンガポール祭りVol.2』の開催も控え