メガネをかけると視界の一角に半透明の画像や映像が浮かびあがり、見ているものに関する情報を提供する――。 こんなSF的な“メガネ型ディスプレイ”の本格的な事業化に、ブラザー工業が乗り出している。同社はこのほど、産業用メガネ型HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「AiRScouter(エアスカウター)」を製品化。秋にもNECの現場作業向けウェアラブルコンピューター「Tele Scouter」のディスプレイとして出荷される。メガネを介して作業手順や組み立て解説などを視界に映し出し、作業者をサポートするといった利用シーンが想定されている。 機能は便利そうだが、実際の視界はどのようになるのか――9月9日に開催された展示会「Brother World JAPAN 2011」で、体験することができた。ブースでは協力企業によるAiRScouterのソリューションや研究も紹介されており、画像認識型ARや小型
