北陸新幹線が3月14日に開業するのを控え、JR金沢駅周辺でビルやマンションが次々と建っている。東京と2時間半で結ばれるのを見越し、昨年の地価上昇率も商業地では全国トップに。ただ、駅から離れた従来の繁華街には人が戻っていない。「新幹線効果」は、まだ限定的だ。 金沢駅西口広場にある小松空港行きのバス停。列をなす乗客の後ろに、9階建てビルが姿を現しつつある。人の流れのいままでとこれからが、混在している場所だ。 バス停は、金沢中心部と東京の結節点のひとつ。現在、バスで小松空港まで約1時間、そこから羽田空港まで約1時間10分。一方、鉄道は東京―金沢が4時間近くかかるが、北陸新幹線では2時間半になる。空港での乗り換えを考えると、時間的には互角だ。 それに期待して建つのがバス停… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続き