14日から記録的な雪に見舞われた甲府市では、一夜明けた15日も交通などの混乱が続いた。路面は降り積もった雪に覆われ、時折通る車も立ち往生した。JR甲府駅には、電車の運転再開を待つ人の姿が多く見られた。 気象庁によると、甲府市の午前9時の積雪量は114センチ。山梨県によると、県内の電車やバスは全て運転を見合わせた。また、甲府市や富士河口湖町、大月市などでは雪で少なくとも家屋や倉庫計5棟が全半壊した。 電車内で一夜を過ごしたという山梨県韮崎市の専門学校生の女性(19)は「どうにか早く家に帰って、眠りたい」と疲れた様子。甲府市の無職の男性(44)は「甲府で生まれ育ったがこんな雪は初めて」と驚いていた。
