前田将太(29=福岡)が、堂々の予選トップ通過を果たした。 4日目は5Rで巧みにさばいて2着、11Rは6番手スタートながらイン先マイから岡村慶太の差しを封じた。「今のスタート(コンマ20)は大反省ですね。でも、ここまでの流れは100点ですね。準優突破しないと話にならないので、まずはそこ」。準優11Rの1号艇に気を引き締めた。

ステファニー・モートン(26=オーストラリア)の初日は男子のトップクラスに負けない11秒6の強烈まくり。2日目も追走の山原さくらを寄せ付けず3車身差で押し切った。 初手から番手にいた山原は「踏み込んだ感じじゃないのにスピードが上がっていった。これまで外国人にジカに付いたことはなかったけど、世界のスピードを体感できた」と感心。モートンは「松山は走りやすいバンク」とにっこり。短期登録終了後はまた世界大会のトレーニングに入る。「レースと日本を楽しみます」と余裕の笑顔を見せた。
水摩敦(31=福岡)が51号機に手応え十分だ。11Rは岡本猛に先行されたが、2周1Mで鋭い差しハンドルを入れて逆転で1着をもぎ取った。「伸び寄りだったのを、手前に持ってこれた。かなりいい線いってる」と胸を張る。同機は複勝率24・7%だが、上位クラスのパワーがありそうだ。
徹底先行の高橋築(25=東京)がまくりで準決8Rをしのいだ。 佐方良行との2分戦。その上、単騎の追い込み選手が3人もいれば「どんな展開になるのかわからなかった。判断が難しい」。レースは中島義之、竹村達也に追い上げられ、内に詰まったところを佐方良行にカマされるピンチだったが、何とか巻き返して2着に届いた。 雨で後輪がスリップして落車しそうになり、「壊れました」とぐらついた車輪での大健闘だった。決勝は本来の先行で「力を出し切って勝つことが理想」と1、2班戦初Vをもくろむ。
初日ドリーム6号艇の高倉和士(26=福岡)は、手にした19号機に興奮気味だった。 「5節連続で優出しているエンジンですからね。本当に良かった」と特訓前から超抜機のポテンシャルに驚いている様子だった。その伸びはエース17号機の入海馨とも変わらないほど。今節は好メンバーがそろった。その中で地元のフレッシュルーキーとして、存在感を見せたいところだ。
木下翔太(26=大阪)が不満をもらした。 6R、2コース差しで2着にまとめ、得点率は6・67(6走40点)で予選を終えた。「ターン回りはいいけど、上位(クラス)を考えると、もうひと足欲しい。ちょっと悩みます」。今節はノーハンマーを貫いたが、気配アップのため、ペラ調整に踏み切るか。
深谷知博(29=静岡)が気配上昇をアピールした。 8R、2コースからコンマ06のトップスタートを決め、差して2着に残った。得点率は6・17(6走37点)で予選を終えた。リング2本交換とチルトを0度に上げて、ペラ調整も施した。 「整備、チルト、ペラ、全部が合いました。4日目が一番良かった」。準優は外枠濃厚だが、パワー面では楽しみだ。
丸岡正典(38=大阪)がまずまずの気配を見せた。「走りだせば悪くないが、回転の上がりが鈍かった」と課題を挙げながらも、穏やかな表情で語った。 初日は12Rドリーム1枠を含む2走。調整を合わせれば結果を残せそうだ。
メインの戸田選抜は1号艇の重成一人(39=香川)が、インから押し切った。 初日は2走2連対としたが、レース後は勝った選手とは思えない渋い表情だった。「水面に助けられました。初動から舟の向きが良くなくて、ターンで気を使う。しんどいです。直線も普通より少し足りない。ペラは逆の形にたたいたけど、反応が鈍い。また何か考えないといけない」。 短期決戦だけに、足の上積みは急務。今節のV筆頭候補として、戦える状態に持っていく。
今節の主役2人がそろって実績機を引いて前検OKサイン。松井繁(47=大阪)が「久しぶりにいいエンジンを引いた。足に関しては言うことない。このままでいく」とエンジンは即格納。その後は他の選手と談笑するなど余裕しゃくしゃくの表情だった。 一方、峰竜太(32=佐賀)も「出足、回り足も悪くない。特に伸びがいいと思う。出てます。楽しみです」とこちらも笑顔満開。主役2人がV戦線を引っ張るシリーズとなりそうだ。
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選手間でも評価が赤丸急上昇! 佐藤一伸がまくり連発でただ1人無傷で勝ち上がった。 予選は上がりタイム11秒2をたたき出し、準決は中村浩士のブロックをしのいだ。中村は「いいスピード」、小倉竜二には「出来の良さは佐藤君が一番」と警戒レベルを上げられた。本人は冷静に「練習も調整法も前から同じまま。いろいろと試そうとは思うけど」と話すが、3場所前にS級初優勝して自信が付いたのは間違いない。穴党は注目だ。
鈴木庸之が地元Vへ条件を整えた。 初日特選で先行力を確かめ、準決は先行の番手回りで突破。「状態はいいけど、準決は番手の仕事がへたっぴ。うまくさばけば、前も後ろも決勝に行けたのに。ヨコをしっかりやらないと」。大先輩の藤原憲征とV争いができない無念は、決勝での好スパートで晴らす。ライン4車は好材料。「今度はしっかりといい位置を取ってからの仕掛けで勝つ」と気合を入れた。
後藤隼之は今月8日、妻伊藤玲奈との間に長男遥(はるか)君が誕生した。「頑張らないといけないです」と新米パパは決意表明。 今期は調子に乗れず、勝率も5点を超えた程度。A2キープが難しい位置にいる。そんな中での地元戦、引いた53号機は先月のオール女子戦で準優勝のエンジンだ。「足合わせで服部(達哉)さんより伸びた」。スタートは地元だけに大丈夫、違和感が残る回り足をしっかり合わせて結果を出す。
谷川祐一が3日目から3連勝して予選2位通過を果たした。 「足は部分的に一緒の人がいますが、負ける人はいません。スタートは行けなかったときのことを考えて、どれくらい行くって言えないんですよ。頑張るとしか(笑い)」。節一宣言こそ出なかったが、上位の足は間違いない。2節前の常滑Vは「そんな出てなくて流れ一本」と話すが、今節は機力の裏付け十分。W準優でも好リズムのまま乗り切り優出を目指す。
【三上広隆・方艇式】 ◆8、12R 今節のニッカン・コム杯は4日間の短期決戦をポイント制で戦う。まず初日は今節の主役候補、重成に期待する。14号機の複勝率は24・3%と低く、「乗るごとに下がっていた」と感触ももうひとつ。それでも「回転だけは合っていた。好きな音だった」と長所を挙げた。プロペラを大きくたたいて臨む初日は、8Rは3号艇、12Rは1号艇。機力が普通クラスになれば、十分連勝が期待できる。 初日選抜メンバーで最も複勝率の高い機を引いたのは鳥飼。47・8%の15号機で前検6秒69の1番時計をマークした。ただ「伸びだけで乗りづらい」と修正は必要。地元の平石と鈴木も感触こそ良くなかったが修正できる範囲とみる。福田、片岡は戦えるレベルも短期戦だけに早い段階で完調に持っていきたい。
2Rの予選1は中川諒子(33=熊本)が先行で2着に粘り込んだ。「細田(愛未)さんが内に詰まっているのも見えたので先行でと思った。明日(予選2)にはつながる走りができた」と、苦笑いしながらも直近4カ月でなかった逃げの決まり手に満足そうだった。 前回の防府予選2では7着に終わった経験を生かせた。「前回失敗してしまったので、後ろにならないように」と、再度積極策で巻き返しを期す。
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